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Mail Magazine Vol.02 2003.6.04
かいじゅう版 松阪市議会通信 6月号 (その一)
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発行者 松阪市議会議員 海住恒幸
http://www.kaiju-matsusaka.com/
メールマガジン風の市議会通信を発行します。
議会で感じたこと、考えたこと、提案したことを
幅広くお伝えしたいと思います。
皆さまの中には、ご承諾をいただかないまま、
メール感覚で送らせていただいた方もあります。
その点、ご容赦いただき、ご不要の方はお手数ですが、
お知らせいただきますよう、お願いします。
mail to: kaiju_t@yahoo.co.jp
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│◇議会日記 「議会は議論をしない所なんだ」
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│◇「えっ?、イングリッシュ・ガーデン?」
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◇議会日記(6月2日)
議会は議論をしない所なんだ(その1)
│市議会で知ったこと。
│それは、質疑・質問であまり食い下がってはいけないということ。
│やんわりと質問をしているあいだはよいのですが、市長や部長の答弁
│に納得できず、質問を繰り返していると、周囲の議席がザワザワとし、
│ブツブツ言う声が聞こえてきます。
│1回、質問し、答弁があり、それに対し反論するあたりから、周囲の
│ムードは険悪になり、議論の応酬がしにくい雰囲気になります。
│すると、議長(本会議)、委員長(委員会)が「暫時休憩」を宣言。
│論点を整理する作業となります。
│舞台裏協議がある程度まとまると、質問、討論をおこなっていた当事
│者に声が掛かり、別室で話し合いとなります。
│初めは、当事者の意向に耳を傾けてもらえるのでそれも議会制民主主
│義の一形体かと思っていたのですが、公開の場での討論・質疑が事実
│上の打ち切りとなってしまいます。
│議会は徹底審議をおこなう場のはず。しかし、実際には議事運営や時
│間上の都合が優先され、打ち止めを優先するよう議会世論が形成され
│ていくようです。
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議会は議論をしない所なんだ(その2)
│6月2日開かれた、教育民生委員会協議会という、議会閉会中におこ
│なわれる委員会付託予定議案の事前説明の場でのことです。
│協議会には、たまたま2つの条例案について説明がありました。「松阪
│市の男女共同参画をすすめる条例」案と、「市民生活安全・安心防犯条
│例」案です。
│男女共同参画の方は「です」「ます」調を用い、当用漢字(日常に使用
│される漢字)でもあえて平仮名にするなど、読みやすく、ソフトな表現
│となるような工夫の見られる文面でした。
│一方の市民生活安全・安心防犯条例案は、これとは対極にありました。
│句点(「。」)から句点までが長いうえ、ことさら漢語が多く堅苦しく
│読みづらいものでした。
│そこで、後者の文案について意見しました。
│この条例は、市民と事業者、行政のそれぞれの役割や責務を明確にし、
│それぞれが地域社会を担っていく主体であることをうたっており、市民
│参画の時代を意識した現代的な背景を受けているにもかかわらず、言葉
│遣いや文面の複雑さは旧態依然。行政や法律専門家主導の言葉遣いとな
│っていました。
│わたしは、これからの市の条例は市民に知らせず、しまい込んでおくも
│のではなく、おおいに活用してもらう、まちづくりのための道具(ツー
│ル)であると認識しています。
│しかし、そこまで説明するまでもなく、市側は「公募市民の参加も得た
│中で中身を協議し、弁護士や大学教授の意見も入れてある」との認識を
│示しました。きちんと説明するまでもなく、舞台裏協議となり、論議の
│終了を促されました。
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議会は議論をしない所なんだ(その3)
│これらの条例案は6月11日開会の議会定例会に提出されます。
│これまでの例によると、議会閉会中に非公式審議される委員会協議会、
│議会開会後に付託される常任委員会を経て再び本会議で質疑・討論とい
│う段取りとなります。が、この過程を経て議案の内容の充実が図られ、
│進化していくという正確のものではなく、可決のための通過儀礼にす
│ぎないように見えます。それぞれの段階で一番聞かれるのは「異議な
│し」の言葉の連発。可決のためのシナリオを行政と一緒につくる議会
│ではなく、議員1人ひとりの良識ある議論が権利として保障される議
│会運営にしなければ、市民の負託にこたえた議会とはならないでしょう。
│議会が行政に対するチェック機関になるためには、「異議なし」の大
│合唱に負けないくらいの大声で「異議あり」と叫ぶ必要であると考え
│ます。
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●この模様は、夕刊三重が6月3日付で報道しています。
●あとで、市担当者から、条例案の表記の一部を書き直すとの連絡があり、
正式の議案では少し改善されています。
◇「えっ?、イングリッシュ・ガーデン?」
□■‥‥‥‥‥なぜ松阪に必要?
必然性のない事業‥‥‥‥‥□■
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│松阪市は、市民の間に根強い反対の声がくすぶる「農と匠の里」│
│内に、イングリッシュ・ガーデン(英国式庭園)を造りたいとし│
│て、5月の臨時議会に、約2億7800万円の工事請負契約の議│
│案を提出。議会は賛成多数で可決しました。わたしは、議案に対│
│し、高額な事業なのに、ほかの事業者と価格を競う一般競争入札│
│にかけず、なぜ、特定の事業者と随意契約したのかを本会議の質│
│疑で問い掛け、反対討論をおこないました。 │
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2億7800万円という契約を一般競争入札ではなく、
随意契約で結んだ理由について、下村猛市長は「本物のイ
ングリッシュ・ガーデンが欲しい」「英国のチェルシー・
フラワー・ショーに出品し、準金賞を取った作品が欲しい
」と説明しました。
多くの事業者と価格を競わせる一般競争入札に対し、随
意契約は、ある1つの事業者しかその工事をおこなう技術
がないなど「特別な理由」があると認められるときに限っ
て、その事業者と工事請負契約を結ぶ制度です。
同社以外の事業者に「本物のイングリッシュ・ガーデン」
を造る技術がないかと言えば、そんなはずはありません。
その場合、随意契約という手法は適切ではありません。
そこで市長は、「英国のチェルシー・フラワー・ショー
に出品し、準金賞を取った作品を松阪に移築したい」と答え
ました。
皮肉な話ですが、こう答えれば、随意契約は可能でしょう。
その作品をよその会社が造れば作品の知的所有権を侵害します。
それが2億7800万円もかけて松阪にイングリッシュ・ガ
ーデンを造る理由なのでしょうか。英国の庭園は確かに素晴ら
しいものでしょう。
しかし、それは英国という国の自然風土の中で花開いた文化で
す。チェルシーという所で開かれたフラワーショーの出品作が
良かったからといって、そっくり同じものを松阪の「農と匠の
里」に持ってきたいなどという市長の発想には、がっかりしま
した。
◎‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥編集後記‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥◎
│●6月11日から市議会の6月定例会が始まります。今年度の予算は│
│市長選があったため、いまは骨格予算です。それに肉付けをした予算│
│案が提出されます、4月に初当選した市長は、自らの所信を語ります│
│。 │
│●わたしたち議員にとっても、大切な場です。しかし、首をかしげた│
│くなる場面がもうありました。市長の所信や予算案に対する質問は │
│会派の代表がおこなうので、わたしのような無会派議員は質問ができ│
│ないとのこと。なんかヘンですね。 │
│●議会事務局は、「今回は、ないと思いますが、一般質問の日も20│
│日の日に1日だけ設けました???と説明。質問がない方がいいみた│
│い。わたしはもちろん、質問します。 │
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